第15回消費者保護会議決定の内容
決定後現在までに講じた措置
(57年11月12日以降現在まで)
当面(58年11月以降59年度中)
講ずることとしたい措置
施策項目
事     項
(7) 住宅の規格の適正化,品質管理の充実等 [1] ハウス55プロジェクトについては,コンクリート系複合パネルを用いる住宅,金属系複合パネルを用いる住宅及び木造枠組二階建通しパネルを用いる住宅の供給事業の円滑化及びその普及を図るため,企業等を指導するとともに,開発成果の事業化の円滑化のための諸施策を行う。 [1] コンクリート系複合パネルを用いた住宅については,新たに16プラン(累計30プラン),木造枠組二階建通しパネルを用いた住宅については新たに17プラン(累計40プラン)の企業化計画の追加承認を行い,住宅供給事業の円滑化及びその普及を図った。 [1] 引き続きハウス55プロジェクトについては,企業化された3タイプ(コンクリート系複合パネルを用いる住宅,金属系複合パネルを用いる住宅及び木造枠組二階建通しパネルを用いる住宅)の普及を図るため,供給企業等を指導するとともに,事業の円滑化のための諸施策を行う。
[2] 国民ニーズの高度化等に適応した良質な住宅を供給するための新住宅開発プロジェクトについては,その第4年度目に当たる昭和58年度において,要素技術の最適組み合わせシステムの試作・実験評価等を行い,基礎技術の確立を図る。 [2] 57年度においては,新住宅開発プロジェクトの第3年度目として要素技術の開発を行った。また,同プロジェクトの第4年度目にあたる58年度においては,基礎技術確立のための各要素技術の最適組み合わせシステムの試作に着手した。 [2] 引き続き,要素技術の最適組み合わせシステムの試作,実験評価及びこれに基づく試作の改良等を行い,基礎技術の確立を図っていく。また,59年度を初年度として,集合住宅の耐久性,居住性の向上,エネルギー自給度の向上等を図ることを目的とした集合住宅用の新材料・機器システムの開発に着手する。
[3] 工業生産住宅等品質管理優良工場認定制度に基づき認定申請工場の選考を行う。 [3] 12工場について認定の更新を行うとともに3工場について,新規の認定を行った。
  なお,58年5月末における優良認定工場の総数は,15社72工場である。
[3] 引き続き,工業生産住宅等品質管理優良工場認定制度に基づき認定申請工場の選考を行う。
[4] 住宅産業関係企業に対する住宅産業品質向上講習会,立入調査を実施し,その品質管理の向上を図る。 [4] 58年2月に,プレハブ住宅メーカーの技術者(120名)を対象に住宅産業品質向上講習会を開催した。 [4] 引き続き,住宅産業品質向上講習会等を実施し,住宅産業関係企業の品質管理の向上を図る。
[5] プレハブ住宅を購入し(昭和55年7月~9月の3ヶ月間),現在入居している3,500名を対象としてアンケートを実施し,その分析を行い,結果を公表するとともに,必要と認められる事項については,プレハブメーカーに対し改善の指導を行う。 [5] 第9回プレハブ住宅に関する消費者アンケートを実施し,その結果の取りまとめ作業を進めた。 [5] 第9回プレハブ住宅に関する消費者アンケートの結果を取りまとめ,それを公表するとともに,必要な事項についてはプレハブメーカーに対し改善の指導を行うこととする。
  また,第10回プレハブ住宅に関する消費者アンケ一トを実施(対象:昭和56年7月~9月の3ヶ月間に住宅を購入した者)し,その分析結果を公表するとともに必要と認められる事項についてはプレハブメーカーに対して改善の指導を行う。
[6][i] 「住宅用部材の多機能化に関する研究」として,引き続き次の研究を行う。 [6][i] 左記について次の研究を行った。 [6] 「住宅用地下室の性能評価法に関する研究」の一環として,次の研究を進める。
[ア] 断熱,遮音材料
  補強材の間隔,位置の適正化,切断等によってパネルの断熱性,遮音性を低下させない対策を検討する。
[ア] 断熱,遮音の両性能を両立させるため補強材(枠等)と表面材をファスナーで固定する方法を考案した。 [ア] GRCの地中及び水中における耐久性試験に着手する。
[イ] 吸放湿材料
  空気中の水分を吸放湿する多孔質複合材をフィルム状で連続成形するための成形条件の検討を行う。また,この材料を塗料化するための方法の基礎実験を行う等,吸放湿材料の総合的な取りまとめを行う。
[イ] フィルム状の多孔質複合材を連続成形する装置を完成させたので,それを用いて成形条件の検討を行った。 [イ] 地下室躯体材料の耐久性試験装置の設計及び温熱環境のエネルギー収支のシミェレーションのために,構成部材の熱特性と土質特性(温度,水分,土圧等)を観測,検討する。
[ウ] 新材料の部材化
  GRC(ガラス繊維強化セメント)の耐候性及び長期荷重性能の検討とともに,GRCを用いた屋根部材を試作し,その耐負荷,熱的,音響的性能を検討し,GRCの住宅用部材化の総合的な取りまとめを行う。
[ウ] GRCの耐候性及び長期荷重性能について一定の研究成果を得た。また,GRCを用いた屋根部材を試作検討した結果,ほぼ設計条件どおりの性能をもつことが確認された。 [ウ] 地下室内のエネルギー収支を総合的に評価するシミュレーションモデルの基本設計を行うとともに,これに必要な諸データの収集のために地下室環境計測システムの設計及び一部試作を行う。
    [エ] 連続成形したシート状吸放湿材料を地下室に用いて実用性能を調べるとともに,それを他材料と組み合わせたより高性能な結露防止材料についても検討する。
[ii] 「住宅用地下室の性能評価法に関する研究」の一環として,性能評価の難しい躯体材料の耐久性などの評価方法と,地下室の温熱環境をエネルギー収支で評価する方法を検討する。 [ii] GRC躯体材料の劣化機構を解明するため,アルカリ雰囲気中の促進劣化によるガラス表面の観察と分析を行っている。